こんにちは。惠仁クリニック院長の渋田です。
新型コロナウイルスが「5類感染症」に移行し、感染の波はあるものの、落ち着きを見せてきました。しかしながら、診療現場では今なお「後遺症」に悩まされる患者さんが少なくありません。
「治っているはずなのに、ずっと体がだるい」「息切れが続く」「集中力が戻らない」――
こうした症状があると、日常生活にも支障が出てしまいますよね。今回は、コロナ後遺症について、当院での診療対応を交えながらお話ししたいと思います。
◆ コロナ後遺症とは?よくある症状
コロナ後遺症とは、感染から回復した後も長く続く体の不調を指します。とくに軽症で済んだ方でも、後から症状が出ることがあり、ご自身でも気づかないうちに体調不良が慢性化しているケースも見受けられます。
以下のような症状が代表的です:
- 全身のだるさ(倦怠感)
- 息切れ、胸の圧迫感
- 咳が長引く、喉の違和感
- 頭がぼんやりする、集中できない(いわゆる「ブレインフォグ」)
- 味覚・嗅覚の低下
- 睡眠の質の低下、不安感や抑うつ
症状は人によって異なり、複数の不調が同時に現れることもあります。明確な原因がわからず、つらい思いをされている方も多いのが現状です。
◆ 息切れ・倦怠感・集中力低下など
「階段を上がっただけで息が切れる」「朝起きても疲れが取れていない」「人の話が頭に入ってこない」――
このような症状は、コロナ後遺症の典型例として多く報告されています。
特に、40〜60代の働き盛りの方々では、仕事のパフォーマンスや家庭生活への影響が大きく、「気のせいかも」とやり過ごしてしまうことで症状を長引かせてしまうケースもあります。
症状が長引くことで、精神的な不安やストレスも蓄積していきます。体と心の両方を守るためにも、「おかしいな」と感じたら早めの受診が大切です。
◆ 内科での診察と相談のタイミング
コロナ後遺症には、特効薬があるわけではありません。ですが、内科的な診察を通じて症状の原因を切り分けたり、体調に合った対処を行うことで、症状の軽減や生活の質の回復が期待できます。
当院では以下のような対応を行っています:
| 診療内容 | 詳細 |
| 問診 | 感染時期や症状の変化、生活背景を丁寧に確認 |
| 検査 | 血液検査、X線検査、酸素飽和度チェックなど |
| 疑われる疾患の除外 | 心肺機能や甲状腺、糖代謝など他の病気との鑑別 |
| 生活指導 | 睡眠・栄養・休息のバランスを整えるアドバイス |
| 必要に応じた処方 | 咳止め、漢方薬、ビタミン等、症状ごとに調整 |
「まだ治っていない」という不安に対して、検査結果や丁寧な説明が安心材料になることもあります。「何となくしんどい」が続くときこそ、一度立ち止まって診療を受けてみてください。
◆ 受診の目安と当院の対応
こんなときは、受診をおすすめしています:
- 感染後、3週間以上体調不良が続いている
- 日常生活や仕事に支障が出てきた
- 他の医療機関で異常がないと言われたが、倦怠感が取れない
- 家族や周囲にうまく説明できず、ひとりで悩みを抱えている
惠仁クリニックでは、初診の方もご予約いただけます。
江東区の地域医療機関として、コロナ後遺症に不安を抱える方の受け皿でありたいと考えています。
◆ 江東区で“コロナ後”の体調に不安がある方へ
新型コロナは、単なる感染症にとどまらず、私たちの生活に長い影響を残しています。
「もう少し我慢しよう」と思いながら日々を過ごしていませんか?
惠仁クリニックでは、そんな方の声に耳を傾け、ひとりひとりに合わせたサポートを大切にしています。
身体の不調も、不安な気持ちも、ぜひ一緒に受け止めさせてください。