こんにちは。
江東区東砂の惠仁クリニック、院長の渋田です。

「いびきがうるさいと言われる」「最近いびきがひどくなった」—— いびきは、ご本人よりご家族の方が先に気づくことが多い症状です。
いびき自体は誰にでも起こり得ますが、背景に睡眠時無呼吸症候群(SAS)が隠れていることもあるため、見分けの目安を知っておくと安心です。

この記事では、いびきの原因、いびきを悪化させる要因、SASが疑われるサイン、セルフチェック、日常でできる対策、受診の目安を少し深めにまとめます。


いびきはなぜ起こる?|気道が狭くなり、振動して音が出る

いびきは、睡眠中に喉の周りの筋肉がゆるみ、気道が狭くなったときに、空気の通り道が振動して音として聞こえるものです。
同じ人でも、その日の状態で強くなったり弱くなったりします。


いびきを悪化させやすい要因|生活習慣が関係することも

  • 飲酒(特に寝る直前):喉の筋肉がゆるみやすい
  • 体重増加:首まわり・内臓脂肪が増えると気道が狭くなりやすい
  • 鼻づまり(アレルギー・風邪・乾燥):口呼吸になりやすい
  • 仰向け寝:舌が落ち込みやすい
  • 疲労・睡眠不足:筋緊張が低下しやすい

「最近太った」「飲酒量が増えた」「鼻づまりが続く」など、生活の変化がきっかけで悪化することもあります。


“要注意のいびき”とは?|SASが疑われるサイン

いびきがあるからといって必ず病気ではありません。ただし、次のような特徴がある場合は、SASの可能性も含めて確認をおすすめします。

■ いびき・睡眠のチェック

  • いびきが毎晩続く/音が大きい
  • いびきが途中で止まり、息を吸い直すような音があると言われる
  • 寝ている間に呼吸が止まっていると指摘された
  • 夜間に何度も目が覚める/トイレに起きる
  • 起床時に頭が重い、口が渇く

■ 日中のチェック

  • 日中の眠気が強い(会議・電車・テレビ中など)
  • 集中力が落ちた、疲れやすい
  • 運転中に眠気が心配

■ 体質・合併症(参考)

  • 体重が増えた/腹囲が増えてきた
  • 高血圧を指摘されている
  • 糖尿病や脂質異常など生活習慣病がある

1つでも当てはまる場合、まずは状態を確認する価値があります。


いびきは“本人が慣れてしまう”のが落とし穴

いびきは痛みがないため、長年続くと「こういうもの」と慣れてしまう方もいます。
ただ、日中の眠気や集中力低下がある場合、睡眠が分断されている可能性があります。特に運転される方は、安全面の観点からも早めの確認が大切です。


今日からできる対策|続けやすい工夫から

① 寝る直前の飲酒を控える

アルコールは喉の筋肉をゆるめ、いびきや無呼吸を悪化させやすいと言われています。
「量を控える」「寝る直前は避ける」だけでも違いが出る方がいます。

② 横向きで寝る

仰向けでいびきが強い方は横向きで軽くなることがあります。抱き枕などで姿勢を保つと続けやすいです。

③ 乾燥・鼻づまり対策

冬は乾燥で鼻粘膜が荒れ、鼻づまりが続いて口呼吸になりやすいことがあります。加湿やアレルギー対策が役立つ場合があります。

④ 体重が増えている場合は可能な範囲で調整

急激な減量は不要です。間食を減らす、歩く時間を増やすなど、小さな積み重ねが助けになることがあります。

※ただし、無呼吸を指摘されている、眠気が強いなどの場合は、工夫だけで長期間様子を見るより検査で確認する方が安心です。


受診の目安|「いびきだけ」で受診しても大丈夫です

  • 無呼吸を指摘された
  • 日中の眠気が強く、生活に支障がある
  • 起床時の頭重感、口の渇きが続く
  • いびきが急に悪化した
  • 高血圧が改善しない

惠仁クリニックでの対応|必要に応じて検査をご案内します

当院では、症状や生活背景を丁寧に伺い、必要に応じて簡易検査をご案内します。
結果を踏まえて、生活の工夫から治療の選択肢まで整理します。


まとめ|いびきは体からのサインのことも。気になる方は早めに整理を

いびきは誰にでも起こり得ますが、背景にSASが隠れていることがあります。
気になる場合は、早めに状態を確認しておくと安心です。

お気軽にご相談ください。