こんにちは。江東区砂町の東砂内科クリニック、院長の渋田です。
発熱時の診察で、非常によくいただく質問のひとつが
「解熱剤は使ったほうがいいですか?」
「カロナールとロキソニンはどう違うのですか?」というものです。
ここでは、診療の現場でよくある疑問について、Q&A形式で解説します。
この記事の内容
Q1. 発熱したら、すぐに解熱剤を使うべきですか?
A. つらい症状があるときに使うのが基本です。
発熱は、体がウイルスや細菌と戦っている反応です。
そのため、熱がある=必ず下げなければならないわけではありません。
- だるさが強い
- 頭痛や関節痛がつらい
- 眠れない
といった場合に、解熱剤を使うと楽になることがあります。
Q2. カロナールとロキソニンはどう違いますか?
A. 効果の特徴と注意点が異なります。
カロナール(アセトアミノフェン)
- 解熱・鎮痛作用が穏やか
- 胃への負担が少ない
- 高齢者や妊娠中でも使いやすい
ロキソニン(NSAIDs)
- 鎮痛効果が強い
- 炎症を抑える作用がある
- 胃腸障害や腎機能への注意が必要
体調や持病によって、適した薬は異なります。
Q3. どちらを選べばいいですか?
A. 自己判断せず、医師の指示に従うのが安心です。
一般的には、
- まずはカロナール
- 痛みや炎症が強い場合にロキソニン
と判断することが多いですが、 持病や年齢、併用薬によっては注意が必要です。
Q4. 解熱剤を使うと、治りが遅くなりますか?
A. 適切に使えば、回復を妨げることはありません。
「解熱剤を使うと治りが遅くなるのでは?」と心配される方もいますが、
つらさを和らげ、休養をとるために使うことは問題ありません。
ただし、
- 使いすぎ
- 高熱が続いているのに受診しない
といった場合は注意が必要です。
Q5. 解熱剤を使うときの注意点は?
A. 次の点に気をつけましょう。
- 用量・回数を守る
- 他の薬との併用に注意
- アルコールは避ける
- 効果がない場合は無理に続けない
不安がある場合は、必ず医師にご相談ください。
まとめ
解熱剤は、「熱を無理に下げる薬」ではなく、「つらさを和らげる薬」です。
正しく使うことで、回復までの時間を少し楽に過ごすことができます。
東砂内科クリニックでは、患者さん一人ひとりの状態に合わせて、適切な薬を提案しています。
迷ったときは、どうぞお気軽にご相談ください。
【オンライン診療・診療予約は下記から】当院の診療予約ページでは、オンライン診療・来院診療のいずれもご予約いただけます。ご都合に合わせてご利用ください。

著者プロフィール

東砂内科クリニック 院長 渋田 拓也(しぶた たくや)
地域の皆さまが安心して相談できる「かかりつけ医」を目指し、一般内科をはじめ、生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)、発熱外来、健康診断、予防接種など幅広い診療を行っています。医療情報は日々更新されるため、本コラムでは最新の知見やガイドラインを参考に、正確で分かりやすい情報の発信に努めています。健康に関する不安や気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
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