こんにちは。江東区東砂の惠仁クリニック、院長の渋田です。
「食後に胸が焼ける」「胃が重い」「ゲップが増えた」——こんな不快感、放っておくと日常にじわじわ響きますよね。今日はどの診療科に相談すべきか、そして受診までにできることをまとめます。
まず結論:迷ったら内科へ
- 多くの胸やけ・胃もたれは、まず内科で相談して大丈夫です。
問診・診察・必要な血液/尿検査を行い、逆流性食道炎・機能性ディスペプシア・胃炎などを想定して評価します。 - 消化器内科(胃腸科)が近ければ、直接ご相談いただいてもOKです。内視鏡(胃カメラ)が必要な場合の段取りがスムーズです。
- 恵仁クリニックでは、内科として初期評価を行い、必要に応じて専門医や検査可能な病院と連携します。
受診を急いでほしいサイン
次の症状があるときは、早めの受診、場合によっては救急を検討してください。
- 突然の強い胸の痛み/締め付け感、冷や汗、息切れ、左腕やあごへの放散痛(心臓病の可能性)
- 黒い便(タール便)/血を吐く
- 体重減少、食べ物が飲み込みにくい、繰り返す嘔吐
- 発熱や強い腹痛を伴う
- 長く続くNSAIDs(痛み止め)やステロイドの内服中での強い胃痛・胸やけ
「いつもと違う」「初めてのつらい痛み」は無理をせず、受診の目安にしてください。
救急車を呼ぶべきか迷ったときは #7119 にかけましょう。
よくある原因
- 逆流性食道炎(GERD):胃酸が食道へ逆流→胸やけ、飲み込み時の違和感、のどのヒリつき
- 機能性ディスペプシア:検査で明らかな炎症がないのに、胃もたれ・早期満腹・上腹部の不快感
- 胃炎・胃潰瘍:ピロリ菌、薬(NSAIDs)やストレス、生活リズムの乱れなど
- 胆のう・膵臓や心臓が原因のこともあり、内科での見極めが役立ちます。
受診すると何をするの?
- 問診・診察:いつから/どんな時に悪化/どんな食事・生活パターンか、内服薬(痛み止め等)も確認します。
- 検査(必要に応じて専門の病院を紹介)
- 血液・尿検査:炎症、貧血、肝胆膵の評価など
- 便検査・ピロリ菌検査(呼気・便抗原 など)
- 腹部エコー:胆のう・肝臓・膵臓のスクリーニング
- 内視鏡(胃カメラ):必要性を見極めてご案内します。
- 血液・尿検査:炎症、貧血、肝胆膵の評価など
- 方針のご説明:生活習慣指導+胃酸を抑える薬(PPI/H2ブロッカー)や胃の運動を助ける薬などを、症状に合わせて検討します。
受診までにできるセルフケア
- 食べ方の工夫:
- 腹八分目、就寝2〜3時間前は食べない
- 脂っこい料理・アルコール・炭酸・チョコ・ミント・強い酸味や辛味は控えめに
- 腹八分目、就寝2〜3時間前は食べない
- 姿勢と生活習慣:
- 食後すぐ横にならない/重い物を持ち上げる姿勢に注意
- ベルト・下着のしめ付けをゆるめる
- 夜は枕やベッドの頭側を少し高く(逆流予防)
- 食後すぐ横にならない/重い物を持ち上げる姿勢に注意
- 体重管理と禁煙を意識
- 痛み止め:
- NSAIDs 常用中なら、自己判断で増やさず医師に相談
- NSAIDs 常用中なら、自己判断で増やさず医師に相談
- 市販薬の使い方:
- 制酸薬などで一時的に楽になることはありますが、長引く・繰り返すなら受診して原因を確認しましょう。
- 制酸薬などで一時的に楽になることはありますが、長引く・繰り返すなら受診して原因を確認しましょう。
ミニQ&A
Q. まず内科?消化器内科?
A. どちらでも大丈夫です。近くて通いやすい方でOK。内視鏡検査が必要な場合は、消化器内科へのご案内もスムーズに対応します。
Q. 胸が“焼ける”感じでも心臓は関係ありますか?
A. 圧迫感・冷や汗・息切れ・放散痛があるときは心臓由来の可能性もあります。緊急受診を検討してください。
Q. 妊娠中でも受診できますか?
A. できます。使える薬や検査が変わることがあるため、妊娠中であることを必ずお伝えください。
院長のひとこと
胸やけ・胃もたれは、生活のひと工夫+適切な治療で楽になります。
「様子見を続けてつらい」より、一度原因を確認しておく方が安心です。
迷ったら、まずは内科に気軽にご相談ください。