こんにちは。江東区東砂の惠仁クリニック、院長の渋田です。
「最近、のどが渇く」「トイレが近い」「体がだるい」――こんなサイン、思い当たりませんか?
今日は糖尿病の初期症状と、受診時に行う検査の流れをやさしくまとめます。


「もしかして?」と思ったら(糖尿病を疑うサイン)

糖尿病の初期は症状が目立たないことも多いのですが、次のような変化に気づくことがあります。

  • のどの渇き・尿が多い/夜間のトイレ
  • 疲れやすい・眠い・集中しづらい
  • 体重が落ちる(食べているのに)
  • 目がかすむ、夕方になるとピントが合いにくい
  • 傷が治りにくい/感染(皮膚・尿路)が増えた気がする
  • 手足のしびれや足のつり など

また、家族に糖尿病がある、体重が増えた、血圧・コレステロールが高め、運動不足・睡眠不足が続く――生活背景もヒントになります。


まず知っておきたい:糖尿病の検査

問診・診察の他、血液・尿検査を組み合わせて現状を多角的に把握します。

基本の検査

  • HbA1c(ヘモグロビンA1c)
    過去1〜2か月の平均的な血糖の指標。空腹でなくてもOK。現在地を確認する“地図”のような検査です。
  • 血糖(空腹時/随時)
    その時点の血糖。必要に応じて空腹時や食後の随時血糖を測定します。
  • 尿検査(尿糖・尿ケトン)
    高血糖の影響を簡便にチェックします。

合併症・全身チェック(必要に応じて)

  • 腎臓:尿アルブミン、クレアチニン・eGFR
  • 脂質・肝機能:コレステロール、肝胆道系酵素の評価
  • 循環・体組成:血圧、体重の把握
  • 眼・神経・足:眼底、手足の感覚、足の皮膚・血流など

HbA1cは食事の影響を受けにくいので、「まずは採血だけ」でも前進です。空腹が必要な検査は状況に合わせてご案内します。


受診のタイミング

  • 上の「もしかして?」の症状が続く・増えてきた
  • 健康診断で指摘された(血糖・HbA1c・尿糖)
  • 家族に糖尿病があり、体重増加や運動不足が気になる
  • 妊娠希望・妊娠中で血糖が心配

迷ったら、まずは現状の把握だけでもしておくと安心です。


惠仁クリニックでの流れ

  1. 問診:症状・生活習慣・ご家族歴・お薬やサプリを確認
  2. 検査:HbA1c、血糖、尿検査を中心に(必要に応じて追加)
  3. ご説明:結果をわかりやすく可視化し、リスクと次の一歩を共有
  4. プラン作り:
    • 生活面(食事・活動量・睡眠)の無理のない調整
    • 再検や追加検査のタイミングを決める
    • 数値や症状に応じて、お薬の検討を段階的に
  5. フォロー:再診の目安を決め、続けやすい形に整えます

今日からできる“はじめの一歩”

  • 主食は両手おにぎり1個ぶんを目安にして、野菜や汁物を先に
  • 毎日+1,000歩から(家の中でもOK)
  • 睡眠リズムを整える(就寝・起床を同じ時刻に寄せる)
  • 甘い飲み物・夜遅いお酒は頻度を少なめに

食事・運動は完璧より継続が力になります。できることを少しずつで十分です。


よくある質問(Q&A)

Q. 受診前に食事制限は必要?
A. 普段どおりで大丈夫です。空腹が必要な検査は事前にご案内します。

Q. HbA1cだけでも受けられますか?
A. 保険診療の場合、医師が必要と判断すれば受けられますので、まずはご相談ください。

Q. 薬はすぐ始まりますか?
A. 数値・症状・合併症の有無で判断します。生活習慣改善から始める方も多いです。


院長のひとこと

糖尿病は早めに気づき、対応することで悪化を防ぐことができる病気です。
「心当たりが少しある」だけでも、一度チェックしておくと安心につながります。
つらい制限ではなく、続けられる工夫を一緒に探していきましょう。