こんにちは。江東区東砂の惠仁クリニック、院長の渋田です。
季節の変わり目は、肩まわりがこわばったり、気圧の変化でズキンと来たり…頭痛のご相談が増えますよね。今日は片頭痛と緊張型頭痛について、日常で使えるコツを中心にお話しします。
まずは分かりやすく解説し、その後に“実践のコツ”をチェックしやすい形でまとめました。
まずは“ざっくり”見分ける
片頭痛は、波のようにズキンズキンと強く、片側に出やすい(両側の場合もあります)のが特徴です。光や音、においがつらく、動くと悪化しがちなので、静かな暗めの場所で横になりたくなります。
緊張型頭痛は、ギューッと締め付けられるような頭部全体の痛み。肩・首のこりや長時間同じ姿勢が引き金になり、温めたりストレッチしたりすると軽くなることがあります。
- 片頭痛の手がかり:片側/ズキンズキン/光・音に過敏/動くと悪化
- 緊張型の手がかり:両側/締め付け感/肩首のこり/温めやストレッチで軽快
迷ったら、痛む場所(片側/両側)・動くと悪化するか・光や音がつらいかの3点をメモしてみてください。
片頭痛の対処法(発作時)
片頭痛は“初動の早さ”が大事です。立ち上がりを感じたら、刺激を減らすために早めに以下の対応をしてみましょう。
- 静かで暗めの場所で安静
- こめかみ・首すじを冷却(保冷剤はタオル越しに)
- 水分は一口ずつ。カフェインは少量を早めに(効くタイプの方のみ/飲み過ぎ注意)
- 市販鎮痛薬は“早め・短期”で。回数が増えてきたら見直しの合図です
- 強い光・におい・スクリーンから一時的に距離を置く
緊張型頭痛の対処法(発作時)
緊張型は、固まった筋肉をゆるめることがポイントです。
- 蒸しタオルや入浴で温める(肩・首・後頭部)
- やさしいストレッチ(肩をすくめて5秒→脱力×数回、首をゆっくり左右へ)
- 20-20ルール:20分作業したら20秒だけ遠くを見る
- 市販薬は必要最小限に。漫然と使用するのは逆効果になりやすいです
- 噛みしめ癖がある方は、上下の歯をふわっと離すだけでも肩の力が抜けます
共通の“予防”メモ
毎日の小さな積み重ねが、頭痛の安定につながります。無理のないところから取り組んでみてください。
生活リズム
- 睡眠リズム
就寝・起床の時間をできる範囲で同じ時間にそろえましょう。週末も大きく崩さないのがコツです。
可能なら昼寝は20分以内で夜の眠りを守ります。 - 水分・食事
こまめに水分(常温の水・お茶)をとりましょう。朝食を抜かないことも大切です。
カフェイン・アルコールは摂り過ぎ注意です。
姿勢・運動
- 画面・キーボードの姿勢
画面は目線の高さ、キーボードはひじが約90°になる位置に。
1時間に1回は立つ/20分作業→20秒だけ遠くを見るを合図に。 - 軽い運動
ウォーキングやストレッチを無理のない頻度で継続。
メモ:天気・寝不足・食べ物(赤ワイン・チョコなど)・生理など、出やすい条件を記録しておくと対策が立てやすいです。
市販薬の使いすぎに注意(目安:月10日を超えない)。回数が増えてきたら一度ご相談ください。
受診の目安
- 突然の激しい頭痛(今までより強い、または異なる痛み)
- しびれ・麻痺、ろれつ不良、意識がぼんやり
- 発熱や首の硬さを伴う
- 頭部外傷後の頭痛、妊娠中・産後の強い頭痛
- 50歳以降に初めて出てきた強い頭痛
- 市販薬が効かない/使用回数が増えている
“頭痛ダイアリー”は最短ルート
形式は自由でOKです。いつ・どれくらい・どこが・どんな痛み、前触れやきっかけ、試した対処と効き具合をスマホに1〜2行。
次回の受診で、あなたに合う対策を素早く見つける助けになります。
院長のひとこと
片頭痛は早めに静かに冷やす、緊張型は温めてほぐす。
そして無理のない範囲で、毎日のリズムをほんの少し整えることが予防につながります。
つらいときは無理をせず、いつでもご相談ください。