こんにちは。惠仁クリニック院長の渋田です。
くしゃみ・鼻水・目のかゆみが毎年同じ時期に出る…、あるいは何を食べたか分からないけど蕁麻疹が出る…。そんなとき、「自分は何にアレルギーがあるのだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

今回は、アレルギー検査の種類や費用、保険の適用条件について、わかりやすくお伝えします。江東区でアレルギーにお悩みの方は、ぜひご参考ください。


◆ アレルギー検査の種類と費用の違い

アレルギー検査にはいくつか種類がありますが、主に当院で行っているのは「血液検査による特異的IgE検査」です。
この検査では、花粉、ハウスダスト、食べ物、動物、カビ類などのアレルゲンを複数まとめて調べることが可能です。

検査の種類内容費用の目安(保険適用3割負担の場合)
View39(39項目)各分野の代表的なアレルゲンを網羅約5,000〜6,000円前後
単項目検査(1〜数項目)ピンポイントに検査可能数百円〜1,000円程度

※費用は症状・保険の種類により変動します。

症状が広範囲にわたる場合はView39のようなセット検査を、特定のアレルゲンが疑われる場合は単項目検査が向いています。


◆ 保険が適用される条件とは?

アレルギー検査は、「医師が必要と判断した場合」に保険が適用されます。
たとえば、以下のようなケースです:

  • 季節ごとにくしゃみ・鼻水・目のかゆみが出る
  • 特定の食べ物や環境でじんましん・咳が出る
  • アレルギー性鼻炎や喘息の診断補助
  • 小児の皮膚症状や咳が長く続いているとき

逆に、「健康診断代わりに調べたい」「心配だから全部調べたい」といった場合は、自費診療扱いとなることがあります。
自費の場合の費用は、検査項目数やセット内容によって異なりますが、1万円〜2万円程度を見込んでいただくと良いでしょう。


◆ 自費診療との比較と注意点

保険診療と自費診療の違いを簡単にまとめます:

区分内容メリット・注意点
保険診療医師が必要と判断した検査費用負担が少ないが、検査項目に制限がある
自費診療希望による自由な検査項目数を自由に選べるが、全額自己負担になる

ご自身の症状や希望に応じて、医師と相談のうえ検査内容を決めていくのが安心です。


◆ 院長からのひとこと

アレルギー症状は「我慢すれば何とかなる」と思われがちですが、生活の質を大きく左右する要因です。原因が分かるだけで、対処法や予防策も見えてきます。

「毎年同じ時期に体調が悪くなる」「原因が分からず困っている」――そんな方こそ、アレルギー検査をご検討ください。江東区(東砂・北砂・東大島・大島)でアレルギーのご相談を希望される方は、惠仁クリニックまでどうぞお気軽にお越しください。
正確な検査と、生活に寄り添ったアドバイスをご提案いたします。