こんにちは。江東区砂町の東砂内科クリニック院長の渋田です。
健康診断の結果を見て、
- 「コレステロールが高いと言われた」
- 「LDLコレステロールが高い」
- 「要再検査と書かれていた」
- 「薬を飲まなければいけないの?」
と不安に感じていませんか。
コレステロールは体に必要な脂質ですが、多すぎる状態が続くと動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な病気につながる可能性があります。
一方で、健康診断でコレステロールが高いと指摘されても、すぐに治療が必要とは限りません。
大切なのは、健康診断の結果を正しく理解し、生活習慣を見直しながら必要に応じて医療機関を受診することです。
この記事では、健康診断結果の見方から原因、改善方法までわかりやすく解説します。
この記事の内容
健康診断でまず確認したい3つのポイント
健康診断でコレステロールが高いと言われたら、次の3つを確認しましょう。
- LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
- HDLコレステロール(善玉コレステロール)
- 判定区分(A~Eなど)
これらを確認することで、現在の状態や受診の必要性が分かります。
① LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
LDLコレステロールは、全身へコレステロールを運ぶ役割があります。
増えすぎると血管の壁にたまり、動脈硬化の原因になります。
一般的な目安は次のとおりです。
| LDLコレステロール | 判定の目安 |
|---|---|
| 119mg/dL以下 | 基準範囲 |
| 120~139mg/dL | やや高め |
| 140mg/dL以上 | 高LDLコレステロール血症が疑われる |
② HDLコレステロール(善玉コレステロール)
HDLコレステロールは、余分なコレステロールを回収する働きがあります。
数値が低いほど動脈硬化のリスクが高まります。
| HDLコレステロール | 判定の目安 |
|---|---|
| 40mg/dL以上 | 基準範囲 |
| 39mg/dL以下 | 低HDLコレステロール血症が疑われる |
③ 判定区分(A~E)
健康診断では数値だけでなく判定区分も確認しましょう。
| 判定 | 内容 | 対応 |
|---|---|---|
| A | 異常なし | 次回健診 |
| B | 軽度異常 | 生活習慣を見直す |
| C | 要経過観察 | 再検査を検討 |
| D | 要精密検査・要受診 | 医療機関を受診 |
| E | 要治療 | 医師の治療を開始 |
「要受診」「要精密検査」と判定された場合は、放置せず医療機関を受診しましょう。
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「要再検査」「要精密検査」と書かれていたらどうする?
コレステロール値は食生活や体重、運動不足などの影響を受けます。
一度高かっただけで治療が必要になるわけではありませんが、高い状態が続く場合は詳しい検査が必要です。
一般的には次のように対応します。
要経過観察の場合
- 食事や運動習慣を見直す
- 数か月後に再検査
要精密検査の場合
- 内科を受診
- 血液検査で脂質の状態を再確認
- 必要に応じて治療を開始
コレステロールが高くなる主な原因
コレステロールが高くなる原因には、生活習慣や体質が関係しています。
主な原因は次のとおりです。
- 脂っこい食事や食べ過ぎ
- 運動不足
- 肥満
- 喫煙
- 加齢
- 遺伝的な体質
また、糖尿病や甲状腺の病気などが影響している場合もあります。
放置するとどうなる?
コレステロールが高い状態が続くと、血管の内側にコレステロールが蓄積し、動脈硬化が進行します。
その結果、次のような病気のリスクが高まります。
- 心筋梗塞
- 狭心症
- 脳梗塞
- 閉塞性動脈硬化症
コレステロールが高くても自覚症状はほとんどありません。そのため、健康診断で早めに気づき、対策することが重要です。
今日からできる改善方法
生活習慣を見直すことで、コレステロール値の改善が期待できます。
食事
- 野菜・きのこ・海藻を積極的に食べる
- 魚や大豆製品を取り入れる
- 揚げ物や脂身の多い肉を食べ過ぎない
- お菓子や加工食品を控える
運動
- 1日20~30分程度のウォーキング
- 軽い筋力トレーニングを取り入れる
- 日常生活で体を動かす機会を増やす
体重管理
体重が多めの方は、3~5%程度の減量でも脂質の改善が期待できます。
禁煙
喫煙はHDLコレステロールを減らし、動脈硬化を進める要因になります。
禁煙も重要な治療の一つです。
こんな場合は早めに受診しましょう
次のような場合は、早めに内科を受診しましょう。
- 健康診断で「要受診」「要精密検査」と判定された
- LDLコレステロールが140mg/dL以上だった
- 毎年コレステロールが高いと指摘されている
- 高血圧や糖尿病もある
- 家族に心筋梗塞や脳梗塞になった方がいる
よくある質問
Q. コレステロールが高いとすぐ薬が必要ですか?
必ずしも薬が必要とは限りません。年齢や他の病気、動脈硬化のリスクなどを総合的に判断して治療方針を決めます。
Q. 卵は食べない方がいいですか?
以前ほど厳しい制限は必要ないとされています。食事全体のバランスを意識することが大切です。
Q. 症状がなくても受診した方がよいですか?
はい。コレステロールが高くても自覚症状はほとんどありません。健康診断で異常を指摘されたら一度相談しましょう。
Q. 運動だけで改善しますか?
運動に加えて、食事や体重管理を組み合わせることで、より改善が期待できます。
Q. 毎年少し高いだけですが受診した方がよいですか?
毎年高い状態が続く場合は、動脈硬化のリスクを確認するためにも一度受診することをおすすめします。
まとめ
健康診断でコレステロールが高いと指摘されても、すぐに重大な病気というわけではありません。
まずはLDLコレステロール・HDLコレステロール・判定区分を確認し、必要に応じて再検査や医療機関を受診しましょう。
食事や運動などの生活習慣を改善することで、コレステロール値の改善や動脈硬化の予防につながります。
健康診断をきっかけに、ご自身の生活習慣を見直してみましょう。
江東区で健康診断後の再検査をご希望の方は東砂内科クリニックへ
東砂内科クリニックでは、健康診断で「コレステロールが高い」と指摘された方の再検査や、脂質異常症の診療を行っています。
健康診断結果をもとに、生活習慣や食生活を丁寧に確認し、一人ひとりに合った改善方法をご提案します。
「毎年コレステロールが高いと言われる」「薬が必要か相談したい」という方も、お気軽にご相談ください。
【オンライン診療・診療予約は下記から】当院の診療予約ページでは、オンライン診療・来院診療のいずれもご予約いただけます。ご都合に合わせてご利用ください。

著者プロフィール

東砂内科クリニック 院長 渋田 拓也(しぶた たくや)
地域の皆さまが安心して相談できる「かかりつけ医」を目指し、一般内科をはじめ、生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)、発熱外来、健康診断、予防接種など幅広い診療を行っています。医療情報は日々更新されるため、本コラムでは最新の知見やガイドラインを参考に、正確で分かりやすい情報の発信に努めています。健康に関する不安や気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
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