こんにちは。江東区砂町の東砂内科クリニック院長の渋田です。

健康診断の結果を見て、

  • 「尿酸値が高いと言われた」
  • 「高尿酸血症と書かれていた」
  • 「要再検査と言われたけれど症状はない」
  • 「痛風になるのではないかと心配」

と不安に感じていませんか。

尿酸値が高くても、多くの場合は自覚症状がありません。そのため、「症状がないから大丈夫」と放置してしまう方も少なくありません。

しかし、高尿酸血症を放置すると、痛風発作だけでなく、腎臓や血管への負担が大きくなる可能性があります。

この記事では、健康診断結果の見方から放置するリスク、生活習慣の改善方法までわかりやすく解説します。


健康診断でまず確認したい3つのポイント

健康診断で尿酸値が高いと指摘されたら、まず次の3つを確認しましょう。

  • 尿酸値(UA)
  • 判定区分(A~Eなど)
  • 過去の健診結果との比較

これらを確認することで、受診の必要性や生活習慣を見直すタイミングが分かります。


① 尿酸値(UA)

尿酸値は、血液中の尿酸の量を示す数値です。

一般的な目安は次のとおりです。

尿酸値判定の目安
~7.0mg/dL基準範囲
7.1mg/dL以上高尿酸血症

7.0mg/dLを超える状態が続くと、高尿酸血症と診断されることがあります。


② 判定区分(A~E)

数値だけでなく、健康診断の判定区分も確認しましょう。

判定内容対応
A異常なし次回健診
B軽度異常生活習慣を見直す
C要経過観察再検査を検討
D要精密検査・要受診医療機関を受診
E要治療医師の治療を開始

「要受診」や「要精密検査」と判定された場合は、早めに医療機関を受診しましょう。


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③ 過去の健診結果と比べる

尿酸値は一度だけでなく、毎年の変化を見ることも大切です。

  • 年々上昇している
  • 毎年7.0mg/dLを超えている
  • 以前より急に高くなった

このような場合は、一度内科で相談することをおすすめします。


「要再検査」「要精密検査」と書かれていたらどうする?

尿酸値は、食事や飲酒、脱水などの影響で一時的に高くなることがあります。

しかし、高い状態が続くと治療が必要になることもあります。

一般的には次のような流れです。

要経過観察の場合

  • 食生活や飲酒習慣を見直す
  • 数か月後に再検査

要精密検査の場合

  • 内科を受診
  • 血液検査で尿酸値や腎機能を確認
  • 必要に応じて治療を開始

尿酸値が高くなる主な原因

尿酸値が高くなる原因には、生活習慣と体質の両方が関係しています。

主な原因は次のとおりです。

  • アルコールの飲み過ぎ
  • 肉類や内臓肉、魚卵などの食べ過ぎ
  • 肥満
  • 運動不足
  • 水分不足
  • ストレス
  • 遺伝的な体質

特に、肥満や飲酒習慣がある方は尿酸値が高くなりやすい傾向があります。


放置するとどうなる?

高尿酸血症を放置すると、尿酸の結晶が関節や腎臓にたまり、さまざまな病気につながる可能性があります。

代表的なものは次のとおりです。

  • 痛風発作(足の親指の付け根などが激しく痛む)
  • 尿路結石
  • 腎機能障害
  • 慢性腎臓病(CKD)

また、高尿酸血症は高血圧や脂質異常症、糖尿病などと併せてみられることも多く、生活習慣病全体のリスクが高まることが知られています。


今日からできる改善方法

尿酸値は生活習慣を見直すことで改善が期待できます。

食事

  • 野菜や海藻を積極的に食べる
  • 肉類・内臓肉を食べ過ぎない
  • 甘いジュースを控える
  • 食べ過ぎを避ける

飲酒

ビールだけでなく、日本酒や焼酎なども飲み過ぎは尿酸値を上げる原因になります。

休肝日を設け、適量を心がけましょう。

水分補給

水分をしっかり摂ることで尿酸が排出されやすくなります。

1日1.5~2L程度を目安に、水やお茶をこまめに飲みましょう。

運動

ウォーキングなどの有酸素運動を週3~5回取り入れることがおすすめです。


こんな場合は早めに受診しましょう

次のような方は、早めに内科を受診することをおすすめします。

  • 健康診断で「要精密検査」「要受診」と判定された
  • 尿酸値が7.0mg/dLを超えている状態が続いている
  • 足の親指などに激しい痛みがある
  • 尿路結石になったことがある
  • 高血圧や糖尿病などの生活習慣病もある

よくある質問

Q. 尿酸値が高いと必ず痛風になりますか?
必ずしも痛風になるわけではありませんが、尿酸値が高い状態が続くとリスクが高まります。

Q. ビールだけ控えれば大丈夫ですか?
いいえ。アルコール全般の飲み過ぎには注意が必要です。

Q. 症状がなくても受診した方がよいですか?
はい。高尿酸血症は自覚症状がないまま進行することがあります。

Q. 水をたくさん飲むと改善しますか?
水分補給は尿酸の排出を助けますが、それだけで改善するとは限りません。食事や体重管理も重要です。

Q. 毎年尿酸値が少し高いだけですが受診した方がよいですか?
毎年高い状態が続いている場合は、一度詳しい検査を受けることをおすすめします。


まとめ

健康診断で尿酸値が高いと指摘されても、すぐに痛風になるわけではありません。

しかし、高尿酸血症を放置すると、痛風や尿路結石、腎臓の病気につながる可能性があります。

健康診断をきっかけに生活習慣を見直し、必要に応じて医療機関で再検査や治療を受けることが大切です。


江東区で健康診断後の再検査をご希望の方は東砂内科クリニックへ

東砂内科クリニックでは、健康診断で「尿酸値が高い」と指摘された方の再検査や、高尿酸血症・痛風の診療を行っています。

健康診断結果をもとに、生活習慣や食生活を丁寧に確認し、一人ひとりに合った改善方法をご提案します。

「毎年尿酸値が高いと言われる」「痛風になる前に対策したい」という方も、お気軽にご相談ください。

著者プロフィール

惠仁クリニック 院長 渋田 拓也

東砂内科クリニック 院長 渋田 拓也(しぶた たくや)
地域の皆さまが安心して相談できる「かかりつけ医」を目指し、一般内科をはじめ、生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)、発熱外来、健康診断、予防接種など幅広い診療を行っています。医療情報は日々更新されるため、本コラムでは最新の知見やガイドラインを参考に、正確で分かりやすい情報の発信に努めています。健康に関する不安や気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
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