こんにちは。江東区砂町の東砂内科クリニック院長の渋田です。

健康診断の結果を見て、

  • 「血糖値が高いと言われた」
  • 「HbA1cが高い」
  • 「要再検査と書かれていた」
  • 「まだ症状はないけれど病院へ行くべき?」

と不安に感じていませんか。

糖尿病は初期にはほとんど自覚症状がありません。そのため、健康診断で初めて異常に気付く方も少なくありません。

一方で、健康診断で血糖値が高いと指摘されたからといって、すぐに糖尿病と診断されるわけではありません。

大切なのは、健康診断の結果を正しく理解し、必要に応じて再検査や生活習慣の改善につなげることです。

この記事では、健康診断結果の見方から再検査の目安、今日からできる改善方法までわかりやすく解説します。


健康診断でまず確認したい3つのポイント

健康診断の結果を受け取ったら、まず次の3つを確認しましょう。

  • 空腹時血糖値
  • HbA1c
  • 判定区分(A~Eなど)

この3つを見ることで、現在の状態や受診の必要性が分かります。


① 空腹時血糖値

空腹時血糖値とは、10時間程度食事を摂らない状態で測定した血糖値です。

一般的な目安は次のとおりです。

空腹時血糖値判定の目安
99mg/dL以下正常
100~109mg/dLやや高め
110~125mg/dL糖尿病予備群の可能性
126mg/dL以上糖尿病が疑われる

※基準値は健診機関によって異なる場合があります。


② HbA1c

HbA1cは、過去1~2か月の平均的な血糖値を表す検査です。

健康診断では、血糖値とあわせて確認することが重要です。

HbA1c判定の目安
~5.5%正常
5.6~6.4%境界域
6.5%以上糖尿病が疑われる

③ 判定区分(A~E)

数値だけでなく判定区分も確認しましょう。

判定内容対応
A異常なし次回健診
B軽度異常生活習慣を見直す
C要経過観察数か月後に再検査を検討
D要精密検査・要受診早めに医療機関を受診
E要治療医師の治療を開始

「要精密検査」「要受診」と記載されている場合は、自覚症状がなくても受診しましょう。


「要再検査」「要精密検査」と書かれていたらどうする?

健康診断で再検査を勧められた場合でも、必要以上に心配する必要はありません。

前日の食事や飲酒、睡眠不足、体調などが影響して、一時的に血糖値が高くなることもあります。

しかし、糖尿病や糖尿病予備群が見つかるきっかけになることもあるため、放置はおすすめできません。

一般的には次のような流れで対応します。

  • 要経過観察:生活習慣を見直し、数か月後に再検査
  • 要精密検査:内科を受診し、空腹時血糖値やHbA1cなどを再確認

一度高かっただけで糖尿病?

一度の検査だけで糖尿病と診断されることはほとんどありません。

診断では、空腹時血糖値やHbA1cなどの結果を総合的に判断します。

一方で、「少し高いだけだから」と放置すると、糖尿病へ進行する可能性があります。

健康診断で異常を指摘されたら、まずは医療機関で相談することが大切です。


健康診断後に今日からできること

再検査までの間も、生活習慣を見直すことは血糖値の改善につながります。

食事

  • 野菜から食べる
  • 甘い飲み物を控える
  • ご飯の大盛りを避ける
  • 夜遅い食事を控える

運動

  • 1日20~30分程度のウォーキング
  • エレベーターではなく階段を使う
  • 食後に軽く体を動かす

体重管理

体重が多めの方は、現在の体重の3~5%を目安に減量するだけでも、血糖値の改善が期待できます。


こんな場合は早めに受診しましょう

次のような場合は、早めに内科を受診することをおすすめします。

  • 健康診断で「要精密検査」「要受診」と判定された
  • 空腹時血糖値が126mg/dL以上だった
  • HbA1cが6.5%以上だった
  • 毎年、血糖値が高いと指摘されている
  • のどの渇き、多尿、体重減少などの症状がある

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よくある質問

Q. 血糖値が一度高かっただけでも糖尿病ですか?
一度の検査だけでは診断できません。再検査やHbA1cなどを総合的に判断します。

Q. 症状がなくても受診した方がよいですか?
はい。糖尿病は初期症状が少ないため、健康診断で異常を指摘されたら受診をおすすめします。

Q. 食事だけで改善できますか?
糖尿病予備群であれば、生活習慣の改善によって正常範囲まで改善する場合があります。

Q. 毎年少し高いと言われています。受診した方がいいですか?
はい。継続して異常を指摘されている場合は、一度詳しい検査を受けることをおすすめします。

Q. 家族に糖尿病の人がいます。注意した方がよいですか?
遺伝的な影響もあるため、定期的な健康診断と生活習慣の見直しが大切です。


まとめ

健康診断で血糖値が高いと指摘されても、一度の検査だけで糖尿病と診断されるわけではありません。

まずは空腹時血糖値・HbA1c・判定区分を確認し、必要に応じて再検査を受けることが大切です。

また、食事や運動などの生活習慣を見直すことで、血糖値の改善や糖尿病の予防につながる可能性があります。

健康診断の結果をきっかけに、ご自身の健康と向き合ってみましょう。


江東区で健康診断後の再検査をご希望の方は東砂内科クリニックへ

東砂内科クリニックでは、健康診断で「血糖値が高い」と指摘された方の再検査や、糖尿病・糖尿病予備群の診療を行っています。

検査結果をわかりやすくご説明し、一人ひとりの生活習慣に合わせた改善方法をご提案します。

「再検査を受けるべきか迷っている」「毎年少し高いと言われている」という方も、お気軽にご相談ください。

著者プロフィール

惠仁クリニック 院長 渋田 拓也

東砂内科クリニック 院長 渋田 拓也(しぶた たくや)
地域の皆さまが安心して相談できる「かかりつけ医」を目指し、一般内科をはじめ、生活習慣病(高血圧・糖尿病・脂質異常症)、発熱外来、健康診断、予防接種など幅広い診療を行っています。医療情報は日々更新されるため、本コラムでは最新の知見やガイドラインを参考に、正確で分かりやすい情報の発信に努めています。健康に関する不安や気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
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